雷雪 |
闇を引き裂くような雷鳴と
激しく降りしきる粉雪
夏と冬が一気に来たみたい
私は初めて経験したけれど
北陸に住む君にとっては
当たり前のことだった
いつか行きたいと言いながら
未だに訪れたことのない場所
時が過ぎれば街の景色も
変わってしまうのに
裏道についた足跡
ほの明るく光る庭先
全ての音を無くした夜更け
住み慣れた部屋の窓から
君の日常を眺めていた
2024.2.7.
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2024年 02月 07日
闇を引き裂くような雷鳴と 激しく降りしきる粉雪 夏と冬が一気に来たみたい 私は初めて経験したけれど 北陸に住む君にとっては 当たり前のことだった いつか行きたいと言いながら 未だに訪れたことのない場所 時が過ぎれば街の景色も 変わってしまうのに 裏道についた足跡 ほの明るく光る庭先 全ての音を無くした夜更け 住み慣れた部屋の窓から 君の日常を眺めていた 2024.2.7. #
by polly_poem
| 2024-02-07 23:21
| 詩と写真
2024年 01月 22日
西暦を記すとき 2024と書かずに ’24 と書くのは 必ず2000年代と限定されるから 2100年代には自分はいないと 無意識に認めているから 親しかった友達の家が 売りに出されていた 子供の頃は新築だったのに 今は古民家の一つ手前 新しい街も色褪せて 記憶の中だけで輝く 2023.1.20. #
by polly_poem
| 2024-01-22 23:39
| 詩と写真
2024年 01月 21日
青空の彼方 薄いベールを纏い 半分欠けた白い月が見下ろしている 急スピードで回転しながら 地球の引力に負けないように 素知らぬふりで 君を失ってから 無我夢中で駆け抜けてきた 乾いた心に響くものは何もない 枯野の中央に咲くスイセンは 届きそうで届かない夢 今も綺麗なままで 摘まれるのを待っている 青空の彼方 薄いベールに隠された 半分欠けた白い月を見上げている いつかこの空白が 意味を持つ日は来るのだろうか 2023.1.20. #
by polly_poem
| 2024-01-21 00:05
| 詩と写真
2024年 01月 20日
全て枯れてしまったけれど 死んでしまったわけではない ほら よく見てごらん 綿毛が羽根を広げて 飛んでいく準備をしているよ 次の風が吹いてきたら みんな一斉に舞い上がり 方々に広がって飛んでいく そのうち地面に落ちると 其々の場所で待機して 春が来たら芽を出すの 計画通りに進むといいね 2024.1.19. #
by polly_poem
| 2024-01-20 14:26
| 詩と写真
2023年 12月 30日
14年前の晩秋 憧れのお店に採用されて 天にも昇る心地だった 私が生まれた場所は 道路挟んで向かい側 全然覚えていないけれど 今はマンションの角で 初夏に咲く桐の花の 甘い匂いが好きだった 線路の向こうは丘の上の桜が満開で 雨ガエルは売り場の睡蓮池で生まれた 隣りの公園で浴びた蝉時雨 かんかん照りの屋上から見えた入道雲 お寺のギンナンは通勤途中の道路で踏まれ 滑りやすい階段を慎重に歩いた雪の日 今日は早いですね またあとで来るね もう帰るんですか 今日は忙しいんだよ 自転車で通うボランティアのおじさんは 誰よりもお店を愛していたけれど ひと足早くこの世を去った 他愛もない会話と穏やかで平和な日々は もう少し長く続くと思っていたのに 元職場が無くなって 戻る場所を失った私 記憶の中にだけ残る風景 写真やデータを無くしても 消えることのない思い出たち 2023.12.30. #
by polly_poem
| 2023-12-30 00:54
| 詩と写真
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